第250回「ちょっとした言葉~viel oder viele?」

きょうのまとめ

・viel oder viele?

vielはたくさんという意味ですね。そして、形容詞ですので、比較級と最上級があります。

比較級mehr, 最上級am meistenという活用は既に覚えていただいたと思います。

さて、このviel ですが、時々vieleとなっている時があります。なんとなく適当に使っている人が多いのではないでしょうか。今回はこの違いを見ておきましょう。

クイズです。次のAとBのグループの違いはなんでしょうか?

AグループBグループ
viel Wasserviele Kinder
viel Arbeitviele Leute
viel Geldviele Geschenke

そうです。Aグループは数えられない名詞であり、Bグループは数えられる名詞です。

★LeuteはMenschenの複数形で、最初から複数形しか存在しません。Heute kommen 5Leute.など数字を使って表現できます。なのでBグループに入ります。

vielは数えられない時に使い、vieleは数えられる名詞がたくさんある時に使います。

これで使い分けができますね!

例文を少し掲載しておきます。

In Deutschland gibt es viele Biersorten.

ドイツにはたくさんのビールの種類があります。(種類は数えられる)

Morgens trinke ich viel Kaffee.

私は朝たくさんのコーヒーを飲みます。(コーヒーの液体は数えられない)

Ich trinke jeden Morgen viele Tassen Kaffee.

毎朝何杯ものコーヒーを飲みます。(Tassen/カップは数えられる)

Ich muss viel Geduld haben.

私は多くの我慢をしなければならない。(我慢の量も数えられない。)


次回は、第251回「ちょっとした言葉~ドイツ語の単位」

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2件のコメント

  1. Viel の使い方がよくわかりません。市販の参考を見て、Duolingoでドイツ語を学習中です。
    Vielen Dank !
    Dank 感謝は男性名詞の4格、非可算名詞
    でもViel Dank じゃなくて、Vielen Dank (多くの感謝、どうもありがとう)になってます。
    Dankは可算名詞ですか?

    1. viele+n ではなくviel+enと理解してみてはどうでしょうか?男性名詞なのでvielが活用してenがついた。
      Vielen Dank 単独で表現することがほとんどですが、もしこれが文章になるとすれば、主語は私で、あなたに対してたくさんのDankを表現したいということになりますが、感謝は数えられませんのでvielになり、それを男性名詞として4格で活用していると考えるといいのではないかと思いますが、いかがでしょうか?

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