| ・若者の言葉~もう使えない「ヘアオーバー」「フロイライン」 |
若者だけではなく、最近オーストリアから消えつつあるドイツ語として、次の言葉があります。以前にレストランのところで書いたかもしれませんが、
Herr Ober! Fräulein!
も、言わなくなりました。代わりにEntschuldigung!やアイコンタクトなどを使うようです。
もうカフェやレストランのスタッフさんという感覚ですし、スタッフとお客様は対等であるという感覚から、スタッフさんに対しても丁寧な言葉使いをするという時代になりました。
そして、「ちょっと失礼!」という意味で電車を降りる時などに使っていた
Gestatten Sie! / Gestatten Sie bitte!
これはもう全く聞かなくなりました。完全に死語です。
私はEntschuldigung!と同じ感覚で「失礼!」というつもりで使っていましたが、もしかしたら今の若者にとっては「ごめんなすって」くらいの感覚かもしれません。
言葉は生き物です。敏感でいたいと思いますが、グリュースゴットなどはオーストリアらしくて美しいと感じていたので、使える限り使いたいと思います。でも、今年帰国後に撮影したYou Tubeの第551回以降、最初の挨拶に「グリュースゴット」がほとんどなくなっていたのに気づいていらっしゃいましたか?
今年も100回ご愛読いただきましてありがとうございました!
次回は、2026年の7月を予定しています。
