・間違えると全く違う意味に⁈ |
今週は一つ使い方を間違えると、全く違う意味になってしまうドイツ語をご紹介していきましょう。馴染みのある間違いから、えっ、そうだったの?というものまでいろいろあります。
■私は冷たい人間?
日本から出発して飛行機に乗ればその中でドイツ語を使いたくなります。ちょっと寒いので毛布か何かをもらいたいんで「寒いんですけど。」と言いたい時、間違って、
Ich bin kalt. 私は冷たい人間です。
と言ってしまう人がいます。これは、英語でも「コーヒー下さい。」の代わりに「私がコーヒーです。」と言ってしまったという笑い話が昔からありますね。それと同じです。
ドイツ語でIch bin kalt. は、「私は冷たい人間です。」
という意味になってしまいます。正しくは、
Mir ist es kalt. 「私にとって寒い。」と言いましょう。
■ちょっとその気になって来た?
またその反対で、暑くてたまらないわと言いたい時、
Ich bin heiß. は、やめましょう。
これは「私は熱い。」つまり、すてきな異性を目の前にして、体が熱くほてって来たと言っていることになります。無用な誤解は招かない方がいいですね。こういう時は同じように、
Mir ist es heiß. と言いましょう。
次回は、第572回「一つ間違えると②」