きょうのまとめ
・ドイツ語に「お湯」という単語がない⁈ ・カップ麺を作るためにどんな水を頼めばいいのか? |
ドイツ語に「お湯」という単語がない⁈
ドイツの「水」はWasserですが、実は「お湯」という言葉がないのです。ではお湯はどうやって表現すればいいのか?それは、
お湯=熱い水=heißes Wasserなのです!
もう知っている人は、それほど大きな驚きではないと思いますが、今日初めて聞いた人はきっとびっくりしていらっしゃることでしょう。
ですから、
冷たい水 / kaltes Wasser
といっても氷は入っていません。
水 / Wasser
普通の水です。レストランなどでは Leitung Wasser(水道水)と言わないと、有料の炭酸水などが出てきます。注意。
ぬるい水 / lauwarmes Wasser
お風呂より少しぬるいくらいでしょうか?
熱い水 / heißes Wasser
人によって熱いの感覚は違いますが、それでもこの言い方でカップ麺が作れるとは思えない温度です。
というふうになるのです。
カップラーメンを作るためにどんな水を頼めばいいのか?
ホテルに宿泊する時、日本から持ってきたカップ麺を食べたいと思うことがあります。そういう時に、部屋に湯沸かしがないことも多いのです。どんな「水」を頼めばいいのでしょうか?
熱い水 / heißes Wasser でしょうか?
いいえ、それではカップ麺には温度が低すぎます。そういう時は、
kochendes Wasser / 沸騰した水(お湯)
を頼んでください。なんなら 100 Grad bitte ! (100度でお願いします。)くらい叫んでもいいと思います。美味しいカップ麺食べたいですものね!

ちなみに、
冷たい水 / kaltes Wasser
氷 / Eiswürfel(n)(アイスキューブのこと)
です。もちろんEisでも通じますが、アイスクリームもEisなので注意が必要です。念のためにもう一度書きますが、飲み物には氷は入れません。
水蒸気 / WasserdampfまたはDampf
といいます。すべては水の変化したものなんですね。
次回は、第297回「初級ドイツ語で読めるゲーテ「魔王」①」