きょうのまとめ
・viel oder viele? |
vielはたくさんという意味ですね。そして、形容詞ですので、比較級と最上級があります。
比較級mehr, 最上級am meistenという活用は既に覚えていただいたと思います。
さて、このviel ですが、時々vieleとなっている時があります。なんとなく適当に使っている人が多いのではないでしょうか。今回はこの違いを見ておきましょう。
クイズです。次のAとBのグループの違いはなんでしょうか?
Aグループ | Bグループ |
viel Wasser | viele Kinder |
viel Arbeit | viele Leute |
viel Geld | viele Geschenke |
そうです。Aグループは数えられない名詞であり、Bグループは数えられる名詞です。
★LeuteはMenschenの複数形で、最初から複数形しか存在しません。Heute kommen 5Leute.など数字を使って表現できます。なのでBグループに入ります。
vielは数えられない時に使い、vieleは数えられる名詞がたくさんある時に使います。
これで使い分けができますね!
例文を少し掲載しておきます。
In Deutschland gibt es viele Biersorten.
ドイツにはたくさんのビールの種類があります。(種類は数えられる)
Morgens trinke ich viel Kaffee.
私は朝たくさんのコーヒーを飲みます。(コーヒーの液体は数えられない)
Ich trinke jeden Morgen viele Tassen Kaffee.
毎朝何杯ものコーヒーを飲みます。(Tassen/カップは数えられる)
Ich muss viel Geduld haben.
私は多くの我慢をしなければならない。(我慢の量も数えられない。)
次回は、第251回「ちょっとした言葉~ドイツ語の単位」
Viel の使い方がよくわかりません。市販の参考を見て、Duolingoでドイツ語を学習中です。
Vielen Dank !
Dank 感謝は男性名詞の4格、非可算名詞
でもViel Dank じゃなくて、Vielen Dank (多くの感謝、どうもありがとう)になってます。
Dankは可算名詞ですか?
viele+n ではなくviel+enと理解してみてはどうでしょうか?男性名詞なのでvielが活用してenがついた。
Vielen Dank 単独で表現することがほとんどですが、もしこれが文章になるとすれば、主語は私で、あなたに対してたくさんのDankを表現したいということになりますが、感謝は数えられませんのでvielになり、それを男性名詞として4格で活用していると考えるといいのではないかと思いますが、いかがでしょうか?