ドイツ語は難しい?

「ドイツ語って難しそう」という印象を持っている方も多いと思いますが、実はドイツ語の方が英語よりも単純で簡単です。(と思っています。)

かくいう私も、学生時代、英語でいい成績を取った記憶がありませんが、ドイツ語は意外と相性がよかったようです。その理由は、

ドイツ語は

「英語のように例外が多いわけではなく」

「熟語も少なく」

「読み方はいくつかの規則を覚えれば、ほぼローマ字読み」

これがよかったようです。

しかし、そんなドイツ語でも、大きな難関があります。これまでに「ドイツ語をチャレンジしたがあきらめた。」という方が、口をそろえて言うセリフ「名詞の性」です。

そう、あの「デアデスデムデン」です。

この「名詞に男や女、中性がある」ということがが、私たち日本人にはなじみがなく、またドイツ語学習を始めて、意外と早めに出現するので太刀打ちできないのです。

しかし、あきらめてはいけません。実はドイツ語にとって、この「名詞の性」こそが、ラスボス(ゲームなどで一番最後に出てくる強力な敵)なのです。わかりやすく昭和な感じで表現すると、影どころか、いきなり表に出てくる「黒幕」なのです。一番最初に出てきた敵が、最大の敵ですから、ドイツ語でこれより難しいものは出てきません。ところが「こんなに強い敵が最初に出てきた。最後に出てくる敵はどれくらい手ごわいのか?」と勘違いして敗北宣言しまうのです。

この「名詞の性」さえクリアできれば、ドイツ語は少しも怖くありません。いえ、声を大にして私は言いたい。クリアしなくていいのです。ドイツ人でさえ間違えるのです。「すべての名詞の性を知っている人がいるなら出てこい!」と言いたいくらいです。

各所でひっかかる名詞の性ですが、私たちは何とかして、毎回この敵をやっつけていき、ドイツ語の旅を続けていくのです。そしてそれ以外は、旅を続ければ続けるほど、楽しみを増やしながら旅することができるようになります。そしていつの日か、名詞の性が気にならない日が来ることを心待ちにしましょう。

ぜひ一緒に楽しい旅をしましょう。

写真「ザルツブルグで客待ちする馬車」(2007年撮影)

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